春。新生活の始まりでもあるこの時期。当方も子供が一人「自転車通学」が決定しました。あ~有難い。バスや電車だとお金もかかるしね。。。と思っていたら学校から「自転車総合保険加入状況の確認」書類をもらってきました。そっか~~!そっちにお金がかかるのか!と一瞬慌てふためいたのですが、まてよ。。。自転車に関する保険、何かにかけていた気がする!・・・・・安心して自転車通勤・通学する為にも、また余分に重複して保険加入などしてしまわぬよう、調べてみました。
そもそも「自転車保険」とは?
「自転車保険」とはどのような保険なのでしょうか。
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自転車に関わる事故による自他の損害を塡補する保険。
一般的に自分のけがに備える「損害保険」と、
他人にけがを負わせた時などに補償される「個人賠償責任保険」を
組み合わせたもの。
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そう!
2つの保険が一緒になっているもの、という事になります。
昨今、自転車で歩行者をはねてしまったなどの事故が相次ぎましたよね。そこをフォローするのは「個人賠償責任保険」。対して、事故で自分が怪我を負った時の自分への補償は「損害保険」で補う形になります。別物なんですね。
「自転車保険」に加入しなきゃ!の前に。今、加入している保険をチェックしてみて!
自転車保険は単独で加入ももちろん可能ですが、実は気が付かないうちに「加入中の保険に付帯で保険内容そのものがついている」事もあります。
自転車保険は「損害保険」と「個人賠償責任保険」の組み合わせ。それぞれが今の保険にもともとついていないか、オプションで付けていないか確認しましょう。
自分のケガに備える「損害保険」
自分のケガや病気に備える損害保険には、各自で加入をしている場合も多いのではないでしょうか。この部分ですが、当方は「子ども向け共済保険」に加入していました。補償内容等も念のためこの再確認しておきましょうね。この共済には 【第三者への損害賠償 】もセットでついていましたが、限度100万円・・・・低い。低すぎる。そしてここを補てんするのが、別契約の「個人賠償責任保険」です。
第三者にけがを負わせた時などに補償される「個人賠償責任保険」
この個人賠償責任保険に”既に加入しているかどうか”をまず確認したいのが
●自動車保険
●火災保険
●コープ共済
などです。「特約」「オプション」などに加入していないか、加入している場合はその補償範囲・内容を確認しましょう。
当方の場合は「自動車保険」に個人賠償責任保険をつけていました。内容は「家族全員」が「無制限」で「示談代行付き」で万が一の時はサポートしてくれる内容でした。良かった!これで安心です。またこの補償内容をよくよく確認した所、かなり幅広く保証していることがわかりました。万が一の場合は、まずは保証してくれるのか聞いてみよう!と気が付けたので、内容を確認してよかったです。
どのくらいの補償が必要なの?
2つの保険にきちんと加入している事を確認したら、その補償が「今に見合っているか」をきちんと確認しましょう。加入していなかった場合には、どのくらいの保険に入るべきか?を検討していく形となります。( あくまでも ”自転車保険加入を職場や学校から要請されている場合”としてこの話はすすめていきます。)
自分への「損害保険」について。いくらの保険に入るべき?
保険についての情報が提供されている公益財団法人 生命保険文化センターさんによると、入院した場合の1日当たりの自己負担金額平均は、直近のデータで2.3万円と算出されています。ただしこの金額は全入院者に対する平均値ですので、こちらの入院日数平均値から見てもわかるように「アルツハイマー」の方なども含まれた平均値、とみることが出来ます。自転車事故で入院が考えられるのは「骨折」が多いかと思います。こちらでの15~34歳 平均入院日数は11.3日。処置やオペの内容によっても日数や金額は上下しますので難しい所ですが、10日前後の入院で、1日当たり費用は~2万円程度かかるのかな、という目安になるかなとは思います。
ちなみに先日当方、家族が入院・転院・オペをしましたが、総自己負担金額は10万円程度(健康保険適用後)。入院日数はのべ7日。1日当たり1.5万円程度でしょうか。保険も丁度その位の物に入っていました。自転車事故ではないですが、入院費のご参考までに・・・・。
第3者に支払われる「個人賠償責任保険」は、1億円は見ておきたい!
起きてほしくはないですが、万が一の自転車事故で相手にケガや重い後遺障害を負わせてしまった場合、高額の賠償金支払いを命じられる判決が実際に起きています。国土交通省 自転車活用推進本部 の資料によると、判決の時点で9521万円という高額の支払い命令が出ている判例も存在します(実際の支払金額はこの通りでない可能性もあります)。

最低でも1億程度の補償になっていると安心でしょうか。また示談のサービス・弁護士特約などが付いていると安心度はさらに増しますね。
子供単独で「自転車保険」に加入させるよりも、まずは家族の保険見直しや確認をこの際してみよう!
「自転車保険」に入っているかどうかと聞かれると、ドキッとして「入っていないからこの際入っておこう。金額も安いし。」となりがちですが、実は保険内容のチェックにはまたとないタイミング。自分たちがどのような保険に加入していて、万が一の場合にはどのようなサポートを受けられるのか、この際しっかりチェックしましょう。また不明点があれば加入している保険会社にきちんと問い合わせをして確認をする。「保険屋さんに任せっきり」の時代はもう去っていますし、自分で調べようと思えば情報はいくらでも出てきます。でもその時についつい「重複で加入してしまう」事が無いように、しましょうね!!
おさらいですが、以下2点がポイントとなります。
●損害保険加入状況(個人で加入している共済など)チェック!
●個人賠償責任保険加入状況(大体、車の保険もしくは火災保険等についている。万が一ついていない場合は、子供一人につけるより、家族全員をサポートしてくれる商品をチェックしましょう)
安心して楽しく「自転車通勤・通学ライフ」を送れるようにしましょうね!
※当方は 念には念の為 ”上記内容を調べたうえ”で、加入保険会社に電話をして確認もしてみました。電話する場合にも、ある程度の事前調査をしてからかけると、保険屋さんとの確認話も早く、明確に進みますのでおススメです♬
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