1円や5円をレジで支払うのがつい面倒で、たまってしまった大量の小銭たち。
「お釣りをすべて小銭貯金」していた時は「いつか両替できる」と思っていても、実はいま銀行の窓口に持ち込むと手数料を取られてしまいます。
また最近はキャッシュレス決済が浸透してきて、ますます小銭を使う機会が減りました。
小銭といえども、大切なお金!
ちりも積もれば、かなりの金額となっていることも多いのです。
こちらの記事では、手数料で小銭をなくすことの無いよう「手数料ゼロで小銭を生かせる方法」をご紹介しています。
小銭を無駄にせず、大切に扱っていきましょう!!
まずは、お手持ちの小銭の量の把握をしましょう。
まずは、お手元にある小銭の大まかな量を把握しましょう。
1つの目安は「100枚程度か、それ以上か?」です。
100枚程度の場合
100枚程度の小銭であれば、次の2つの方法が一番手軽です。
ATMで、口座へ入金する
銀行口座にATM経由で硬貨を入金し、現金として引き出す方法です。
口座から引き出す際には、かかる手数料にも注意しましょう。
1回で入金できる効果の枚数は、どの金融機関ATMを利用しても最大100枚までです。
100枚以上の場合は、2回に分けるなどして入金します。
また「各金融機関の店舗外ATM※」では硬貨の扱いがありません。
(※駅やショッピングセンター等に設置しているATMのこと)
金融機関名称 | 平日 | 土日・休日 |
ゆうちょ銀行ATM | 7:00~21:00 | 9:00~17:00 |
三井住友銀行ATM | 8:45~18:00 | × |
みずほ銀行ATM | 8:45~18:00 | × |
三菱UFJ銀行ATM | 8:45~18:00 | × |
ゆうちょ銀行に口座があれば、ゆうちょATMがいちばん「時間帯・曜日」で幅広く対応している、硬貨を預けやすい金融機関となります。
セルフレジで少しづつ使う
10枚~20枚程度の硬貨であれば、スーパーのセルフレジで使う方法もあります。
ただし、一度に硬貨を入れ過ぎると機械の故障につながることもあります。
店舗や他のお客さんの迷惑にならないように、十分注意しましょう。
100枚以上の場合
100枚以上の硬貨は「何枚あるのか?」により、対策が変わってきます。
ATM入金を繰り返す
100枚~300枚程度であれば、ATMでの入金を繰り返すという地道な方法もあります。
ただし、ATMで硬貨入金の処理をする時間は意外にかかります。
ATMにもよりますが、入金完了後30秒ほどは次の処理ができない状態となります。
繰り返しの硬貨入金をする際には、空いている時間に行うか、ATMが多く有るような店舗で行うようにしましょう。
郵便局の窓口で入金する
ゆうちょ口座をお持ちならば、窓口に硬貨を持ち込んで「入金」をお願いする方法もあります。
銀行窓口での硬貨入金と異なり、手数料はかかりませんので安心です。
ただし、この場合もあまりにも大量な場合は、事前連絡などしたほうが良さそうです。
確認先・預入窓口は「貯金窓口」になります。
お預け入れは可能ですが、お時間がかかりますので、あらかじめご来店いただくゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口にご連絡ください。なお、手数料はかかりません。(ゆうちょホームページより)
店舗で大量の小銭を消費しようとするのには無理がある
ATMでの入金も、郵便局窓口への持ち込みも厳しい場合、店舗で使えないか?と考えてしまいがちです。
しかし、「店舗で利用できる硬貨の枚数」は、実は決められています。
店舗で利用できる硬貨の枚数
財務省のホームページでは、以下のような記載がなされています。
Q.お金には使用できる枚数の制限があるのですか?
A.日本銀行券(いわゆる紙幣、お札)は、「日本銀行法」第46条第2項で「無制限に通用する」と規定されています。
一方、貨幣(いわゆる硬貨)は、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」第7条で「額面価格の20倍まで」を限度として通用することと規定されています。つまり、20枚までは貨幣による支払いが行っても良いということです。
これは、貨幣は、小額な取引きに適しているものの、あまりに多くの数が使用された場合、保管や計算などに手間を要し、社会通念上、不便となることから、上限を設けています。
ただし、取引の相手方の了解が得られるならば、それを妨げるものではありません。
(令和元年12月25日更新)
直接の支払いでは「20枚までにしてね。迷惑だから。」とされているわけです。
ただし書きで「取引の相手方の了解が得られるならば」とありますので、懇意にされているお店さんがもしあれば「小銭、いる?」と聞いてみる手も、無いわけではありません。
さいごに
キャッシュレス決済も進み、小銭は「貯めるのかんたん、使うの大変」になってきています。
小銭はなるべくため込まずに、使えるときに使う・入金出来そうなときに入金するなどで有効活用しましょう。
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