待ちに待った夏休み。
でも夏休みには大量の宿題も、もれなくついてきます。
その中でも毎年、頭を悩ませるのが「自由研究」。
「自由でいいよ」と言われると、かえって困ってしまいますよね。
そこで自由研究のテーマを簡単に決めるためのコツをご紹介します。
決めるコツ:さっさと終わらせたいのか、じっくり取り組みたいのか
これは、実際に取り組むお子さん自体が「どちらでやりたいと思っているのか」につきます。
夏休みはたくさん遊びたいから、さっさと終わらせたいのか。
それとも時間があるからじっくり取り組みたいのか。
「スポーツを頑張りたいからすぐに済ませたい」
「再来年の受験につながるような、大きな取り組みがしてみたい」
お子さんの気持ちをきちんと確認してみましょう。
決めるコツ:どのジャンルに取り組みたいか
自由研究は大きく分けると以下のジャンルに分けられます。
- 工作
- 実験
- 調査(地層について調べる・雲について調べるなど)
- 上記の組み合わせ
例:虹について調べて(調査)、ちいさな虹を作ってみた(実験)
低学年のうちは、1つの項目について自由研究をおこない、学年が上がったら組み合わせるようにして考えるとスムーズにいきます。
さっさと終わらせたい自由研究におススメ
さっさと終わらせたいタイプの方におススメめの自由研究を何点かご紹介します。
すぐに終わりますので、写真などの記録を気持ち多めにとっておきましょう。

- 材料:重曹・クエン酸・水・フリーザーバッグ・ラップ・きりふき
- 好みで準備:片栗粉・食用色素(着色用)・アロマオイル(香り付け)
- 作り方
- 重曹:クエン酸を、3:1の割合でフリーザーバッグなどの袋の中でよく混ぜます。
- 食用色素を入れます。着色しない場合は不要です。
- アロマオイルを数滴入れます。香りをつけない場合は不要です。
- きりふきで水分を加えます。
水分は少しずつ加えて「にぎって固まる程度」まで水分を加えていきます。
固まりにくい場合は、片栗粉を少しずつ加えて様子を見ましょう。 - 大さじ1~2ほどをラップにくるみ、茶巾絞りのようにして形を整えます。
- 乾燥させて出来上がりです。

- 材料:炊いたごはん(固めに炊けているとベスト)・電子レンジ・はかり
- やり方
- ごはん1膳分の重さを計っておきます。
- ごはんを皿になるべく平たく広げて、電子レンジで5分ほど過熱します。
- 加熱後、ごはんをほぐし、更に5分加熱します。同様にほぐします。
- もう一度5分加熱し、ほぐします。
- 更に1~3分ほどレンジで加熱します。ごはんに透明感がでて、パラパラになるまで繰り返します。
- パラパラになったら、重さを計りましょう。どのくらいの水分が飛んだか調べます。
- 食べる時には、飛ばした水分量の約1.5倍の水を加え、1時間ほど待つと食べられます。
じっくり取り組みたい自由研究におススメ
それぞれの難易度は低いのですが、数日間日数を要するものです。
旅行などの予定がない時期に行いましょう。

- 材料:野菜のくず(根や葉が出てきそうな部分)ニンジン・ジャガイモ・大根・わけぎなど
- やり方
- 野菜のくずを、水につけて葉っぱが生えてくるか観察します。水は1日に1回とりかえましょう。
- 野菜のどの部分から葉や根が生えてくるか、くずの大きさで成長に違いがあるかなど観察して比べます。

- 必要な物:かたつむり3~4匹・えさとなる野菜(ニンジン・大根・キャベツ・かぼちゃなど)
- やり方
- かたつむりは1匹で1つのケースで飼育します。1日目はエサを入れずにおきます。
水分はきりふきなどで補いましょう。 - 2日目に野菜のエサを入れます。すべてのかたつむりに同じエサを与えて条件を同じにしましょう。
- 3日目はエサをいれません。ふんの様子を観察しましょう。色や大きさなどチェックします。
- 4日目は、2日目とは別のエサを入れます。5日目はエサを入れません。ふんを観察します。
- 野菜の種類ぶんだけ繰り返して観察します。
それでも思いつかないときは
どうしてもピンと来るものに出会えない時には、外に助けを求めましょう。
- 書店に一緒に行き「自由研究コーナー」で工作キットや図鑑などを探す
ネットで検索・購入ももちろんOKなのですが、子どもが実際に手にして、見て「やりたい」と思う物が一番早いですし、買いなおしなども起きません。
- イベントに参加してしまう
科学館、博物館などでは夏休みに「自由研究イベント」を開催しています。
地域の公民館などでも募集していることがあるので、広報などをチェックしましょう。
どのイベントも募集開始と同時に満席、抽選という事が多いので、早目の申し込み・複数イベントの検討などの対策もお忘れなく。
いかがでしたか
自由研究がスムーズに進むコツはなんといっても「本人のやる気」です。
楽しんで取り組めるものを、一緒に探すくらいの気持ちでいたいですね。
でも、、、、それでもどうしても子どもが取り組まない!という場合には
親がやってみたいと思う事を、やってもらうのもアリだと思いますよ。。。。
その時は、子どもの学年の内容にあっているか、注意しましょうね。
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