対面授業が徐々に再開!でもちょっと発表が怖い….緊張しない方法はあるの?対処法やコツは?

ドキドキ、女性、胸が痛い 教育

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大学を中心としてオンライン授業が続いています。

 

オンライン授業

 

そんな中、徐々にではありますが、対面授業を段階的に開始する動きも出てきています。

 

やっと登校できる!

万歳、やった、嬉しい

 

そう思いつつも・・・・

今年入学した新入生にとっては、オンライン上での対面がメインで、リアル対面の回数はまだ限られています。

 

そんな中で始まる対面授業は「発表」など、アウトプット型の内容がメインになるケースが多いようです。

 

ほぼ初対面の人の前で、発表しなくてはいけない。

 

大した発表でなくとも、緊張してしまう・・・・
メモを持つ手が震え、声が上ずる・・・・・

 

緊張

 

長かった自粛もあり、緊張に拍車がかかりそうで怖い。。。。

あがり症の方は、そんな風に思うかもしれません。

 

何か良い解決方法はないのでしょうか?




緊張する人の特徴

 

世の中には発表の場などで、全く緊張しない・緊張していない人がいます。

緊張する人と、彼らはどのような違いがあるのでしょうか?

 

疑問

 

緊張する人は「自分好き」、緊張しない人は「他人好き」

 

あくまで一般的な傾向としての話しですが、緊張しやすい人は自分好きな方が多い、といわれています。

 

緊張しやすい人の傾向

『失敗したくない』
『相手に良い印象を与えたい』
『面白い人と思われたい』

 

 

一方、緊張しない人は「他人好き」な方が多いようです。

 

緊張しにくい人の傾向

『あなたのことが知りたい』
『この人と仲良くしたい』
『ありのままの自分を伝えたい』

 

 

発表時に、緊張する人は視点が「自分」になっていることに対し、緊張しない人の視点は「相手」になっています。

 

自分を好きなことはとても大切ですが、発表時は緊張を加速させてしまう可能性もあるということですね。

 

そもそも、あなたはそんなに見られていない。

 

ここでちょっと、振り返ってみてください。

 

そもそも論ですが、あなたは他人の発表や話しを、聞いているこちらが緊張してしまうほど心底、真面目に聞いていたことがあるでしょうか?

 

思い出す、考える、悩む

 

まず、そんな風には聞いていないと思います。

下手したら、寝ていたなんてこともあるかもしれません。

 

そう、そもそも、他人はあなたのことをそんなに見ていませんし、話しを聞いていません!

 

話しを聞いていないのに「聞いている振りをしている顔をしている」聴衆に対して、あなたは勝手に緊張しているのです。

(※なかには真面目に一生懸命聞いてくださるかたも大勢いらっしゃいますが、あえてここでは『緊張しないために聴衆と自分をどうとらえるか?』という視点で考えています。)

 

緊張しない方法はあるのか?

 

さて、緊張するだけ実は損だった、という思考の下地ができたところではありますが、それでもやはり、いざとなると緊張してしまうのが悲しいかな人間です。。。

 

緊張しない方法は無いのか?というと、残念ながら緊張しない方法はありません。

 

ただ、緊張を回避する方法は大きく分けて2つあります。

 

  1. 練習して慣れる!
  2. 緊張しないためのコツを試す!

 

順にみていきましょう。




練習して慣れる!

 

事前に発表する内容などが決まっている場合は、何度も何度も、発表の練習を行っておきましょう。

 

発表、プレゼン

 

ただし、練習に入る前には必ず

 

「・・・・・・とはいっても、みんな自分の話し、大して聞いていないんだけどね!!」

 

と『見られているかもしれない意識』を落ち着かせつつ、本番さながらのつもりで練習を重ねてください。

 

発表は回を重ねると、慣れてきて緊張しなくなります。

 

これは本当です。

 

脳みそが「発表」に慣れ、緊張する必要がなくなるからです。

 

緊張する必要がなくなるほど地道に練習すれば、緊張することが減ってきます。

 

緊張しないためのコツを知っておく・試す!

 

練習以外にも、緊張しないちょっとしたコツが存在します。

人により向き不向きがありますので、色々試してみると良いでしょう。

 

発表前に「絶対に伝えたいことだけ」をメモして持っておく

 

まずは、発表前の事前準備です。

この発表であなたが本当に言いたいこと、伝えなければいけない内容だけをメモして持参します。

 

文房具、かわいい、メモ

 

あくまでも緊急事態用なので、このメモは使わない可能性が高いのですが、いざというときにとっさに役立つように準備するのがポイントです。

 

ポイントの箇条書き(単語や数字など端的に)で十分です。

 

それ以上の情報があっても、発表時に頭が真っ白・パニック状態のあなたの脳みそは、そのメモを使うことができません。

 

いざとなったら、そのメモ書きの内容だけ端的に伝えて、発表を切り上げるくらいの気持ちで大丈夫です。

 

聴衆にとっても、聞いていて支離滅裂な話しを延々と聞かされるより、意味の分かる短い話しの方がはるかに好印象で、ためになるからです。

 

発表前には別のことを考える(発表内容のことを思うと緊張が増すので)

 

発表前には、発表内容のことは一切考えないようにします。

発表内容のことを思うと、緊張が増してしまうためです。

 

発表前に何も考えないというのは難しいかと思いますので、全く発表と関係のないことを考えるようにしましょう。

 

例:今度の土日はどこに行こう?/今夜は何を食べよう?/明日は晴れるかな?

 

洗濯物、晴れ

どうでもよい!程度の内容がおすすめです。

 

あえて「緊張しています」と口に出す

 

それでも発表時に極度に緊張して『もうだめだ!』という場合。

緊張してしまっているのは事実ですし、変えることはできません。

 

聴衆は敵ではありませんので、ここは思い切って「やや緊張していまして・・・」とカミングアウトしてしまう方法もひとつの手です。

 

緊張

 

聞いている側も「わかる!緊張するよね~」と共感したり、「最後まで頑張って!」と同情する場合がほとんどです。

 

「なぜ緊張しているんだ!失礼な!」と怒り出す聴衆は、まずいないと思います。

 

発表時に間違えても、手が震えても「ああ、本当に緊張しているんだな。」と思われるだけです。

 

無理やり口角をあげる

 

発表前も発表中も、緊張しているときほど無理やりにでも口角をあげて笑顔をつくってみましょう。

 

笑顔、バンザイ、頑張る

 

脳みそは無理やりにでも作っている表情に騙されますので、緊張しているときに笑顔をつくられると「あれ?楽しいのかな?」と自分の脳が勘違いしてくれることも期待できます。

 

また聴衆に対しても笑顔の効果はてきめんです。

作りすぎ!と思われるほど笑って、やっと相手に伝わるくらいに考えましょう。

 

一般的には『上の歯が6本、相手に見えるほど笑うと笑顔と認識される』と言われていますが、今は上の歯はマスクの中。。。。。

 

目だけで笑顔をつくる場合は、目じりを思い切り下げて、ほほ骨をあげるようにしてみましょう。

ちょっと目が細く見えるかな?くらいでOKです。

 

笑顔、マスク、男性

 

目が細くなると、緊張の原因である聴衆が見えにくくなるというメリット(?)もあります。

 

目だけでも、思い切り笑顔をつくってみましょう。

 

発表に聴衆を巻き込む

 

発表前に聴衆と話せるチャンスがあるなら、積極的に話しかけてみましょう。

天気の話など、ささいなことが良いです。

 

夏の空、熱中症、天気

 

これであなたの緊張がほぐれ、聴衆との距離が近まるなら、しめたものです。

 

発表中も、知っていれば相手の名前を呼び『●さんは、どう思いますか?』など発表に巻き込むと、緊張よりもやり取りの内容に気が向き、緊張をそらすことが期待できます。

 

聴衆にとっても、一方的に発表されている!と感じにくい内容になるでしょう。

 

実は「人前で話す」のが苦手なのは、日本人だけではなかった

 

海外の方に比べ、日本人は人前で話す機会が少なかったり、発表の練習をしていないので苦手、といわれます。

 

しかし、アメリカのチャップマン大学が2014年に行った調査では、面白い結果が出ています。

 

アメリカ国旗

 

「アメリカ人が恐れるもの※」の調査結果

1位:人前で話すこと
2位:高所恐怖症

(※恐怖症のカテゴリー内での順位)

 

プレゼン王国のイメージのあるアメリカでさえ、恐怖症になるほどプレゼンを苦手に感じている人が意外にもたくさんいるのです。

 

自分だけではない。

日本人だけではない。

海外の方でも、実は発表が苦手な人は多いんだぞ!

 

そう思うと、すこし気が楽になるかもしれません。

 

さいごに

 

ここまで、発表時の緊張について述べてきましたが、発表の機会は社会人になるほど増えていきます。

 

発表(プレゼン)が自分の売り上げ数字に直結するようなことも増え、ますます緊張してしまう、なんてことも。

 

その点、若いうちから発表の機会がある方々のプレゼンは、ご本人は「緊張している」とお話しされていても、場慣れしていて、やはり慣れているなと感じます。

 

 

でも、そのような方々でも、最初からすらすらと人前で話しができた訳ではありません。

回数を重ねているのです。

 

 

今の失敗を恐れるのではなく、未来に向けての練習になっているんだ!

 

良い GOOD

 

そんなふうに発表の場を気軽に捉えて、練習試合のつもりで臨んでいただければなと思います。

 

 

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