芦田愛菜.映画「星の子」イベント発言『 信じること』とは?中国でも話題に。哲学的思考は読書量と比例?!

星の子.芦田愛菜 教育

映画「星の子」完成報告イベントに登場した芦田愛菜さん(16)のコメントが話題になっています。

 

「信じることについてどう思うか?」と問われた芦田愛菜

 

信じることについてどう思うかと問われ、話題となった芦田愛菜さんのコメントとは・・・・?

 

星の子.芦田愛菜

(星の子 製作委員会HPより.林ちひろ役 芦田愛菜)

 

「その人のことを信じようと思います」って結構使うと思うんですけど・・・・

それってどういう意味なんだろうと考えた時に

その人自身を信じているのではなくて

自分が理想とするその人の人物像に期待してしまっていることなのかなと感じて

 

だからこそ人は裏切られたとか期待していたのにとか言うけれど

別にそれはその人が裏切ったとかいうわけではなく

 

その人の見えなかった部分が見えただけであって

 

その見えなかった部分が見えた時に

それもその人なんだと受け止められる揺るがない自分がいるというのが

信じられることなのかなって思ったんですけど

 

でも揺るがない自分の軸を持つのはすごく難しい・・・

 

だからこそ人は信じるって口に出して

不安な自分がいるからこそ

成功した自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかと思いました。

 

 

このコメントに、父親役の永瀬正敏さんは絶賛。

 

星の子.永瀬正敏

(星の子 製作委員会HPより.ちひろの父役 永瀬正敏)

「しっかりしてるでしょ!!これ以上の答えはない。」

 




「信じる」とは、なに?? 海外でも話題に

 

この芦田さんのコメントは、日本国内だけではなく海外でも話題になったようです。

 

口コミ評判

 

彼女はしっかり自分を持っていらっしゃる方だなと感じました。

私なんかより若い方が自信を持っているのが輝いて見える。

私自身ももっともっとしっかりしなきゃと感じますね。

刺激を受けてます。

(52歳.自営業)

 

いま、生後3か月の自分の子どもが16歳になった時に・・・・

こういうことを考えられるようになるのかなって思うとちょっと怖い部分と、責任重大と期待。

(30代 会社員夫婦)

 

芦田さんがすごいのは、”言葉にはできないけど思っていること”を丁寧にくみ取ってちゃんと言葉にできているっていうのがすごいと思っていて。

(東大 理学部4年生)

 

 

 

 

「愛菜ちゃんの言葉に感銘を受けた」(Weibo)

 

「16歳で話すことか?」(Weibo)

 

「人生何周目なの?」(Weibo)

 

 

『信じる』という言葉に表すのが難しい概念を、ズバリ的確に答えていると絶賛されています。

 

言葉の専門家・哲学者の見解

 

芦田愛菜さんのこの『信じる』コメントについて、言葉の専門家・哲学者も見解をよせています。

 

明治大学文学部・コミュニケーション論 齋藤考教授

 

齋藤考教授は「声に出して読みたい日本語」などの著書がある、言葉の専門家です。

 

齋藤孝さん

 

信じるという言葉を定義するのは難しい。

具体的にイメージできる裏切られるという状況を設定して、逆に信じるを証明している。

言葉の意味をきっちりつかまえて、語彙豊富に正確に話をしている点が発言として素晴らしい。

おそらく本をたくさん読んでいらっしゃるんじゃないか。

 

 

哲学者 山口大学 国際総合科学部 小川仁志教授

 

小川仁志教授は哲学に関する多くの著書をお持ちの、哲学のエキスパートです。

直近の著書はこちら。

 

 

哲学者.小川仁志さん

 

 

言葉の意味を考えるということは人生を豊かにすること

誤解することとか失敗することが減ると思う。

哲学というのは、普段あたりまえに使っている言葉に対する思い込みを疑って新たな言葉にとらえ直すこと。

 

芦田さんは無意識に哲学をすることで、信じるという言葉の本質にたどり着いたのではないかと思う。

 

無意識で哲学・・・・すごいですね。




多忙の中、年間100冊以上の本を読破している芦田さん。

 

芦田愛菜さんは5歳でデビューしてから、多くのドラマや映画、バラエティー番組などに出演してきました。

 

天才子役と言われた幼いころから「本は毎日2~3冊読んでいる」「一気に20冊読んだこともある」と話をしていたことも、知られています。

 

幼いころからの読書好きを生かして、著書も出されています。

 

芦田愛菜さんの話題の著書『まなの本棚』

 

まなの本棚読書家の芦田愛菜さんが、今までに出会った本の中から厳選した84冊を紹介したエッセイ。

紹介する本とともに、自身のエピソードもまじえて紹介しているので、読んでみたい本を探すのにもピッタリ。

ジャンルは図鑑から偉人に関する本・絵本も多いので、お子さまの勉強や読書対策にもおすすめ。

 

 

 

この著書の中で紹介されている芦田さんが大好きな「辻村深月ワールド」。

 

芦田愛菜さんが辻村深月さんの著書にハマったきっかけとなったのは「鏡の孤城」だということも明かされています。

 

かがみの孤城
【あらすじ】
あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていたーー
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(出版社情報より)

 

 

 

こちらも芦田さんおすすめの一冊。「永遠の0」

映画化もされましたので、読んだ!という方も多いのでは?

 

永遠の0【あらすじ】
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。(出版社情報より)

 

さいごに

 

初めて愛菜ちゃんを見たのは、テレビドラマ『Mother』だったかと思います。

 

マザー芦田愛菜

 

実は、この『Mother』のオーディションでは一度落選したそうです。

理由は「参加資格が7歳からだったため」。

 

しかし所属事務所のすすめもあり、ダメもとでオーディションを受けます。

その結果「台詞・質疑応答」が明らかに他の子とは異なっていたことから、キャスティングが内定したそうです。

 

もちろん、幼いころから才能がスバ抜けていた!ということはあるかもしれません。

 

ですが、天才子役という世間の評判にあぐらをかくことなく、さまざまな努力・積み重ねで、今の芦田愛菜さんにつながっているんだろうなあ~と感じた『信じる』に対するコメントでした。

 

ちなみに専門家の方は、小さいころから読書をすると、筋の通った言葉選びができる!とお話しされていました。

 

今からでも、おそくない!

 

筋が通り、相手も自分も尊重できるような言葉選びができる大人に、わたしもなりたいです。

 

↓ 映画公開も楽しみですが、原作を読んでからだとより楽しめるかも?!

「星の子」今村夏子

芥川賞&本屋大賞にWノミネートされた話題作。

あやしい宗教を信じる両親に育てられた主人公(林ちひろ)の葛藤と成長の物語。

 

 

芦田愛菜さんのこれからのご活躍も、楽しみですね!




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