夜に食べる納豆はダイエットに効果がある!
と聞いたことがあって、しきりと夜に納豆を食べていた時期がありました。
しかし、効果の面からいうと、この情報は正しくなかったようです。。。
日テレ系.朝の情報番組『バゲット』で明かされた、納豆の秘密をまとめました!
納豆を買うとき・食べるときの意識が変わり、ダイエットや美肌の効果をより高めることができるかもしれません。
女性にうれしい!!『納豆』の ”ダイエットと美肌” 効果!
納豆は、納豆菌と食物繊維の双方をそなえた、”ダイエットに効果の期待できる食材”といわれています。
それに加え最近では ”美肌効果” もあるといわれています。
朝食べても、夜食べても、その効果はもちろんあるようなのです。
ただ、その効果を最大限に高める食べ方のポイントがある!といわれています。
納豆を食べる時間は「目的別」で
管理栄養士の小沼明美さんによると、朝食べる納豆と夜食べる納豆では、期待できる効果が異なります。
朝食べる納豆はダイエットに効果的!
朝食べる納豆は納豆の『タンパク質』が代謝をアップし、ダイエットをサポートする効果に期待できるとされています。
ダイエットをサポートする納豆の主な栄養素
ナットウキナーゼ | 糖の代謝の改善 |
ビタミンB2 | 代謝に必須 |
タンパク質 | 筋肉を作る・代謝をアップ |
納豆菌 | 腸内環境を改善する善玉菌 |
食物繊維 | 善玉菌のエサになる、糖質・脂質の吸収抑制 |
また、タンパク質をとる際には単一の食品ではなく、いくつかの食品を組み合わせてとるとより効果的だといわれています。
納豆も取り入れつつ、バランスの良い朝食がダイエットのサポートには一役買ってくれそうです。
参考資料:タンパク質の食品別 含有量
タンパク質が多く、食べやすい食品のタンパク質含有量は次の通りです。
納豆以外にもたくさんありますので、あわせて取り入れるとより効果的かもしれませんね。
(文部科学省 食品成分データベース参照)
▪肉類(100gあたりタンパク質含有量)
生ハム(24.0g)、鶏ささみ(23.0g)、ローストビーフ(21.7g)、牛もも肉(21.2g)、豚ロース(19.3g)、鶏砂肝(18.3g)、ロースハム(16.5g)、ウインナー(13.2g)となっています。
▪魚介類(100gあたりタンパク質含有量)
イワシ丸干し(32.8g)、いくら(32.6g)、焼きたらこ(28.3g)、するめ(69.2g)、かにかまぼこ(12.1g)、魚肉ソーセージ(11.5g)などがあります。
▪卵類(100gあたりタンパク質含有量)
卵黄(16.5g)、ピータン(13.7g)、ゆで卵(12.9g)、ウズラ卵生(12.6g)、生卵(12.3g)、ポーチドエッグ(12.3g)、卵白(11.3g)、ウズラ卵水煮缶(11.0g)です。
▪大豆製品(100gあたりタンパク質含有量)
きな粉(35.5g)、油揚げ(18.6g)、納豆(16.5g)、がんもどき(15.3g)、厚揚げ(10.7g)、こしあん(9.8g)、豆腐(6.6g)、豆乳(3.6g)となっています。
▪乳製品(100gあたりタンパク質含有量)
パルメザンチーズ(44.0g)、脱脂粉乳(34.0g)、プロセスチーズ(22.7g)、カマンベールチーズ(19.1g)、クリームチーズ(8.2g)、植物性生クリーム(6.8g)、ヨーグルト(4.3g)、牛乳(3.3g)※乳製品は各商品によりタンパク質含有量に差がありますので成分表記で確認しましょう。
夜食べる納豆は美肌に効果的!
夜食べる納豆は納豆の『ビタミンB群』が成長ホルモンを活発化させ、肌の修復をサポートするといわれています。
美肌に良いとされる納豆の主な栄養素
ナットウキナーゼ | 血流改善 |
ビタミンB群 | 疲労回復ビタミン、肌の修復をサポート |
イソフラボン | シミ・しわ・たるみ予防に効果的 |
ポリグルタミン酸 | 肌の保湿機能を改善 |
納豆菌 | 腸内環境を改善する善玉菌 |
食物繊維 | 善玉菌のエサになる |
納豆に含まれるナットウキナーゼは、ダイエット&美肌に期待大!
ナットウキナーゼとは、納豆菌によって作られる納豆独自の酵素で、納豆のネバネバに含まれます。
血管にできる血栓を溶かす働きがあるとされています。
血流を改善することで代謝がアップし、脂肪の燃焼を助けてくれ、体重増加の抑制につながったり、美肌効果が期待されるといわれています。
なお、ナットウキナーゼは酵素ですので熱に弱いです。
ナットウキナーゼを理想的に摂取するためには、あまり加熱せずに食べることをおすすめします。
納豆に含まれる食物繊維も、ダイエット&美肌に期待大!
大豆には食物繊維が多く含まれています。(100g中、約6.7g)
食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになり腸内環境を改善。
ダイエットや美肌の効果が期待されるといわれています。
ただし納豆でも、ひきわり納豆よりも粒納豆の方が、多くの食物繊維を含みます。
納豆の種類により、含まれる栄養素が若干異なる!
では粒納豆の方がひきわり納豆よりも栄養素が高いのか・・・?というと、そうではありません。
本当に若干ではありますが、栄養素により含有量が異なります。
栄養素 | 主なはたらき | 粒納豆※ | ひきわり納豆※ |
タンパク質 | 筋肉を作る・代謝をアップ | 6.6g | 6.6g |
脂質 | エネルギー源・神経組織 | 4.0g | 4.0g |
炭水化物 | エネルギー源 | 4.8g | 4.8g |
ビタミン | 酵素を活性化・新陳代謝UP | 1.2mg | 1.6mg |
ミネラル | 骨格を作る・体内バランス正常化 | 430mg | 441mg |
食物繊維 | 善玉菌のエサになる | 2.7g | 2.3g |
※五訂より(40gあたりの含有量)
この差は、納豆の製造工程の違いからくるものだそうです。
目的に応じて、食べる納豆を使い分けても良いのかもしれないですね。
納豆の”ダイエット・美肌効果が期待できる”おすすめメニュー
管理栄養士おすすめの納豆をつかった”ダイエット・美肌”効果が期待できる”、おすすめメニューです。
ダイエット効果が期待できる、おすすめメニュー

冷ややっこに以下をトッピングしてできあがり!
・納豆
・キムチ
・ねばねば食材(長芋・オクラ・めかぶなど)
キムチの乳酸菌、納豆の納豆菌は、善玉菌に良い影響を与え、ねばねばの成分は食物繊維で善玉菌のエサとなります。
美肌の効果を高めてくれる、おすすめメニュー
チーズオムレツの具材を
・アボカド
・納豆
・トマト
にするだけ!
アボカド・トマトは、ビタミンCやビタミンEを補い、肌を紫外線から守る働きがあります。
特にトマトは、リコピンがメラニンの生成を抑制し、βカロテンが皮膚の健康維持に効果的といわれています。
さいごに
納豆の食べ方のポイントのまとめです。
- 朝食べると、ダイエット効果に期待
- 夜食べると、美肌効果に期待
- 加熱のしすぎは、ナットウキナーゼの効果が弱まってしまう
- 納豆は、粒とひきわりで栄養素の含有量が若干異なる
朝食べても夜食べても、女性には嬉しい効果が期待できますね。
おすすめメニューとして紹介された「キムチのねばねば冷ややっこ」をさっそく作ってみたのですが、簡単なうえ、家族にも好評でした。
これからの季節にピッタリな、おすすめの1品です。
納豆のダイエット&美肌効果に期待して、毎日のメニューに取り入れていきたいと感じました。
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