「海苔の日」があるのをご存知ですか? 毎年2月6日なのですが「何故この日が海苔の日なの?語呂合わせでもなさそうだ・・・」と不思議に思い調べてみました。また海苔の事を調べていくうちに「海苔にこんな歴史が・・・・」「海苔は実はとっても栄養豊富なんだ!」という事も判明。海苔って凄い!
海苔の歴史。「海苔の日が2月6日」の由来とは。
海苔の歴史はとても古く、縄文時代には海苔のもとでもある「海藻」を食していた痕跡が貝塚に見られると言います。書物の中に明確に残っているものとして「大宝律令」があり、そのなかに海苔(紫菜)が登場しています。当時の朝廷「大和朝廷」への貢物の項目のひとつとして海苔は登場し、また非常に高価な扱いだったとされています。この大宝律令は702年1月1日に施行されましたが、現代の暦に直すと2月6日にあたるそう。そのために2月6日を「海苔の日」と定めました。
(よくある語呂あわせなどではなかったのですね!)
日本の海苔養殖に貢献した「海苔養殖の母」はイギリスの女性!
海苔の養殖はかつて大変難しいものでした。「夏場の海苔はどこへ行ってしまうのか・・・」それを発見したのが、イギリス人の藻類学者キャスリーン・メアリー・ドリュー=ベーカー女史でした。ドリュー女史は「夏場、海苔の糸状態がカキの貝殻の中にある」事を発見。この功績を元に日本国内での研究が進み、現在のような安定した海苔養殖が出来るまでになったといいます。ちなみに昔は海苔の養殖は非常に難しく、ドリュー女史らの功績・研究により、人工的・安定的な養殖が出来るようになったのは、昭和35年~45年であると言われています。海苔が今、ふんだんに食べられるのはイギリス人研究者のおかげでもあるのですね。感慨深い!
海苔は栄養豊富。でも食べ過ぎには注意ですよ。
海苔の事を調べると、どうも栄養豊富らしいとあちこちで目にしました。本当なのかしら・・・?そこで「日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用させていただき、調べてみました。
~【焼き海苔】可食部100gあたり~
タンパク質(41.4g)・ビタミンC(210mg)・ビタミンB1(0.69mg)・B2(2.33mg)・ 鉄分(11.4mg)・カルシウム(280mg)・ビタミンK(390μg)・・・・etc
すいません、他にも「ビタミンA」などの項目もあったのですが、、、割愛します。確かに、ちまたの多くのサイト等でささやかれている「栄養豊富」は本当のようです。調べて納得しました。ただ、中には過剰摂取は良くないとされる栄養素もあるようなので、なにごとも「ほどほど」が大切なようです。1日当たり全判で1~2枚程度がよろしそうですね。
うまい海苔は、やっぱり黒い。上手に保存で美味しく頂く!
色々調べているうちに「やだ、この記事書きながら食べている ”煎餅” を海苔に変えてみようかしら」なんて、本当に海苔を食べだした当方ですが、焼き海苔ってやっぱり黒い方が美味しいですよね。。。近所の流通で「この海苔が一番黒い!」というものでも300~500円程度。それでも十分に美味しいですが、、、、いつかは、1万円とかする高級海苔をいただいてみたいものです。
ドラッグストアで購入して美味しかった焼き海苔
●焼きのり名人
いつか購入したい高級海苔たち
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海苔はすぐに湿気ってしまいますが、我が家は「開封したら12切サイズ」にカットして小さな密閉容器に「乾燥剤と共に保存」しています。このサイズでカットしておくと、食べたいときにすぐ食べられるのと、容器が小さいので乾燥剤がバッチリ働いてくれていつでもパリパリ! またのり弁を作るときも使い勝手がよく、気に入っています。
栄養豊富な「海苔」を、お菓子代わりに、おつまみ代わりに有効活用したいと思います。
海苔の事、調べて良かった! もっと食卓に招集ですな!
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