リモートワークが増え、毎日のパソコン起動時間は増す一方。
パソコンに負担がかかるようになりました。
そのためパソコンの買い替えを検討しているのですが、最近のパソコンはコスパが良いものが多く驚きます!
一方、頭を悩ませているのがMicrosoft Officeの、値段の高さ。
高いな~……
Office系はライトユーザーなので、導入したらパソコン購入金額全体の30%近くを占めてしまうMicrosoft Officeの値段に悩み。。。。。
どうにかならないものか・・・・。
そこで見つけたのが、代替ソフトとして安価と名高いWPS Office。
無料のOffice代替ソフトも多くあるようですが、求めるのは『無料でなくてもよいから、ある程度きちんと使えるソフト』。
そこで今回は、Microsoft Officeの代替ソフトとしてWPS Officeはどうなのか?!
使っても大丈夫なのか?!
初心者目線から調べてみました!
WPS Officeとは?
(公式HPより)
WPS Office(旧:KINGSOFT Office)は、中国のソフト開発販売会社との合弁会社であるキングソフト株式会社(東京都港区)の総合オフィスソフトです。
ビジネスシーンでよく使われる、文書作成(Writer)+プレゼンテーション(Presentation)+表計算(Spreadsheets)の3つのソフトがセットになっています。
Windows・Macと、両方のOSに対応しています。
(公式HPより)
Microsoft Officeとの相互性もよく、作業性・見た目などがとても似ていることから、マイクロソフト側からの訴訟が危惧されましたが、現時点では提起されていません。
そればかりか、マイクロソフトのWindows 8/7/Vistaの公式認定ロゴを取得しており、マイクロソフト社からも公認されている形となっています。(WIKIより)
だったら、安いWPS Officeを使わない理由がないじゃないか!?
そう思ったのですが、安いものには必ず何らかの理由があるはずです。
では、WSP Officeのデメリットは、どのようなことなのでしょうか。
WPS Officeのデメリット
WPS Officeのデメリットですが、全般にわたる部分と各ソフトによるところとがあるようです。
全般にわたってのデメリット(不安点)
全般にわたる部分についてのデメリットは以下の通りです。
outlook(メールソフト)が入っていない
メールソフトのoutlookがついていませんので、いままでoutlookを利用していた方にとってはデータの移し替え、新たなメールアドレスの取得など、手間がかかるかもしれません。
書体数
Microsoft Officeに比べ、WPS Ofifceは書体数が少なくなります。
そのため代替フォントで表示されてしまう書体は、『メイリオ』『MS』『游書体』など。
個人的にメイリオは大好きな書体なので、ここは痛いところです。
ただし表示が崩れることはないようなので、そこは安心です。
また、別途フォントを購入の上、追加することも可能のようです。
ツールバー・リボンのカスタマイズ性が低い
MPS Officeでは、ボタン配置を変更する機能・リボン(上書き保存・太字・斜線・グラフのような各種ボタン)をカスタマイズする機能は備わっていません。
今までカスタマイズされていた方にとっては、この辺りも残念ポイントかもしれません。
100%の相互性ではない
Microsoft Officeとの互換性が高いMPSですが、100%の相互性がある商品ではありません。
つまり、見た目で変わっているところは発見できなくても、なんらか不具合が発生する可能性は無きにしも非ず、なのです。
ビジネスシーンでの標準ソフトは、やはり「Microsoft Office」。
家庭用としてWPS Officeを使うぶんには十分かもしれないですが、ビジネスシーンをメインにして使うには、正直やや不安が残ります。
ここからは、それぞれのソフトについて口コミされていた不安点をピックアップしてみました。
文章作成ソフト Writer での不安点
- 『縦中横』機能はついていない。
縦書きユーザーには必須の『縦中横』機能はありません。
縦書きの場合、数字などは全角入力になるとのこと。縦書きが多い方は、WPS Officeは向かないかもしれません。 - WPS Writer自体が開かない不具合がある。こちらは公式サイトに対処法がありましたので、導入を検討している場合は、一度目を通しておくと安心かもしれません。
プレゼンテーションソフト Presentation での不安点
- フォント問題
Power Pointでは、メイリオ・游ゴシックなどのフォントで作られている資料が多いです。しかし、WPS Officeのデフォルトのフォントは、これらがありません。Microsoft Officeで元データが作られており、これらのフォントが使われている場合、代替のフォントがあてられてしまいますので、注意が必要です。
表計算ソフト Spredsheets での不安点
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- VBAの相互性が部分的
VBAの相互性が部分的なため、VBAユーザーには、WPSは向かないかもしれません。
自分でVBAを使ってマクロを組むことがなくても、VBAが使われたファイルで作業する方も同様です。VBA以外でも、特殊な関数が動作しないという話しもありますので、VBAや特殊な関数を多用される方はMicrosoft Officeを使われた方が安心かと思います。 - 立体(3D)グラフ機能がない。
Microsoft Officeで作成された3Dグラフは、WPS Officeでは平面グラフに置き換わるようです。 - コメントの常時表示及び印刷は不可。
コメントの常時表示及び印刷はできないようです。
- VBAの相互性が部分的
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WPS Officeのメリット
デメリットをチェックしてきましたが、ここからはメリットを確認してみましょう。
ユーザー数の多さ
公式ホームページなどによると、全世界で10億人超のユーザーがいるとされています。
ユーザー数が多いソフトだと、安心感はありますね。
軽い動作感で、Microsoft Officeファイルを開ける
既存ユーザーからは
『軽いので古いパソコンでも快適に動作する』
『Microsoft Officeファイルのを開くのに、何の問題もない』
という声が多く聞かれます。
パソコンにとっても、負担の少ないソフトは助かりますね。
カスタマーサポートの充実
WPS Officeはカスタマーサポートにチャットを採用していて、24時間365日、問い合わせが可能です。
初心者にはありがたいです。
とにかく安い
WPSが人気の代替ソフトである大きな理由のひとつでもありますが、Microsoft Officeに比べ、値段が圧倒的に安いです。
主な仕様と価格は次の通りです。
キングソフト 〔Win版〕 WPS Office Personal Edition Windows用
Windows用 文書作成 表計算
文書作成と表計算だけ必要であれば、3,000円代で購入できます!
Win10であれば『WPS Office2』がお得!(PDF作成・閲覧機能付き)。
Windows用 文書作成 表計算 PDF作成・閲覧
充分満足です。Windows Office2019が事情により使えなくなったので購入。
インストール関係も簡単で、Office2019とも互換性がちゃんとあり安心しました。このお値段でこの品質は満足です。(購入者口コミより)
キングソフト〔Win版〕 WPS Office Standard Edition
Windows用 文書作成 表計算 スライド資料
プレゼンテーションソフトも必要な場合はこちら。
6,000円前後で手に入ります!
Win10であれば『WPS Office2』がお得です!(PDF作成・閲覧機能付き)。
Windows用 文書作成 表計算 スライド資料 PDF作成・閲覧
MS製品を仕事上では使ってますが、家庭PCで使用するには金額がネック。 以前のofficeから使っており、WPSになってから益々使いやすくなったと思う。 家庭で仕事をする場合は、WPSで十分です。 お財布にも優しい優れた商品だと思います。(購入者口コミより)
Macユーザーの方はこちら!
Mac用 文書作成 表計算 スライド資料
十分です。全く問題なしです。
OSのバージョン上げたらマイクロソフトが使えなくなったので悩んだ挙句こっちにしたがこっちでよかった。(購入者口コミより)
キングソフト〔Win版〕WPS Office Gold Edition
Windows用 文書作成 表計算 スライド資料 VBA対応
VBAにも対応のハイエンド商品です。
Win10であれば『WPS Office2』がお得です!(PDF作成・閲覧機能付き)。
Windows用 文書作成 表計算 スライド資料 VBA対応 PDF作成・閲覧
早速届きました。大変なときにありがたいです。とりあえずエクセルの表計算など元々のデータをいじってみましたが、意外と使いやすく、オフィスと遜色なしです。使いこなしたいです!(購入者口コミより)
(※Mac版でのマクロ/VBA対応品は2020年9月現在、ありません)
Microsoft Officeは、買い切りモデルで3万円以上
Microsoft Officeは、買い切り型のモデルでも3万円以上しますし、サブスクリプションタイプでも、年間1万円以上かかってきます。
Microsoft 365 Personal | Office Home & Business 2019 | Office Personal 2019 |
¥12,984/年 | ¥38,284 | ¥32,784 |
常に最新機能が追加される生産性向上アプリ、1 TB のクラウド ストレージ、高度なセキュリティが含まれている個人向けの便利なサブスクリプション版 (月間または年間契約)。同一ユーザーが使用するすべてのデバイスで利用可能。 | 家庭とビジネスの両方で使用する方に最適。同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC または Mac で永続版の Office アプリを使用可能。 | 基本的なアプリを家庭で使用する方に最適。同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC で永続版の Office アプリを使用可能。 |
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Word・MicrosoftExcel ・MicrosoftPowerPoint ・MicrosoftOutlook 含まれるサービス(なし) |
Word・MicrosoftExcel ・MicrosoftOutlook 含まれるサービス(なし) |
家庭用としては、お高いですよね・・・・・!!
さいごに
偶然知った WPS Ofifceでしたが、思いのほか安価で高性能なソフトらしいと感じています。
ただ、やはり使用シーンのメインをビジネスシーンで考えた場合、どうなのかな….という点が唯一のネックです。
チェックポイントをどこに置くか・・・・・
個人的には、自宅で作業するパソコンにはWPS Ofifceで十分で、職場ではMicrosoft Ofifceがあると安心だなと思います。
ただ、これからの時代は職場でも
- Microsoft Ofifceが入っているパソコンは『数台のみで社員で共有』。
- 各自のパソコンには『WPS Ofifce』を搭載。
という時代が来るかもしれないなと感じました。
(実際、Adobeのような高額ソフト類は、職場では共有パソコンで使っていました。
Microsoft Ofifceも、誰にでも入れられるソフトじゃないよ、という時代が来るかもしれません。)
みんなが使うものは、やはり安い方がありがたい。
特に今は、こんなご時世なので……
次に購入する自宅用の新しいパソコンには、WPS Ofifceを導入してみようと考えています。
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