トレンディエンジェル斎藤さん撮影中に事故。過去の収録中の事故とは?なぜ事故が減らない?

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2020年10月8日、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司さん(41歳)が番組の収録中、全治3ヶ月の重症を負ったことが、わかりました。

 

番組収録中にけがをされたり、命を落とされたりする芸能人の方のお話を聞くたびに『なぜ?』と悲しくなります。

 




斎藤さんの事故とは?

 

番組名:でんじろうのTHE実験

 

2020年10月8日、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司さん(41歳)が番組の収録中、全治3ヶ月の重症を負ったことが、わかりました。

 

収録の内容は、『エアバッグをお尻で爆発させたら宙に浮く事はできるのか?』という実験。

 

その際に、バランスを崩した斎藤さんは右手から落下して身体を強打。

病院に搬送され、背骨の圧迫骨折と右手首捻挫で全治3ヶ月と診断されています。

 

過去におきた、収録中の事故

 

今までも多くの芸能人の方が、悲しいことに、収録中に事故にあわれています。

 

1986年

番組名:TIME21

 

ケニアでライオンとヒョウに襲われ全治4週間のケガをした松島トモ子(1986年2月17日撮影)

松嶋トモ子さんがライオンとヒョウに襲われるというショッキングな事故が発生。

 

番組の撮影のためケニアを訪れていましたが、そのケニアでライオンとヒョウに襲われてしまいました。

 

帰国時のギブス姿はとても痛々しく、とても印象的でした。

 

ご無事で本当に良かったと思います。

 

 

1988年

 

番組名:軽井沢シンドローム(ドラマ)

 

堤大二郎さん(当時26歳)が、4WDのワゴン車を運転するシーンの撮影中の事故で、スタッフのお一人が亡くなられています。

 

この事故は『同じ現場で7人が死傷事故に巻き込まれながら労災適用がテレビ局員1人だったこと』から国会でも取り上げられることに。

 

社会党の議員が「同じように監督の指示で仕事に当たりながら、社員だけしか労災申請できないのはおかしい」と政府を追及したのです。

 

これを契機に、撮影事故での俳優への補償問題を考える『芸能関連労災問題連絡会』が発足しました。

 

事故後、亡くなった音声スタッフの家族は堤さんに「早く仕事をはじめて欲しい。それが故人の最大の供養になります。いい仕事をして大スターになってください。」と語って激励しましたが、堤さんは「ファンのみなさんには申し訳ないですが、 一周忌までは謹慎します。」と1年間の謹慎を発表しました。

 

1993年

 

番組名:ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!

 

ゲストとして参加していた香港のロックバンドBEYONDのメンバー黄家駒さんがセットから足を滑らせて転落して頭部を強打し、重体(急性硬膜下出血、頭蓋骨骨折、脳挫傷)となって、後日お亡くなりになられています。

 

この事故では内村さんも転落され、全治2週間の打撲傷。

 

当時現場にいた関係者によれば、そのセットは水浸しになっていたといい、セットの下に緩衝材を設置するなどの安全対策は何らとられていなかったということでした。

 

 

 

 

2002年

 

番組名:『SASUKE』の類似企画『力島』

 

東海大学の学生が、落ちてくる玉を受け止めきれずに転倒して玉の下敷きに。

意識不明・両足麻痺の重体となりました。

 

また、別の競技でも京都大学の中国人留学生がバランスを崩し、玉から落下。

病院に搬送された後、頚椎骨折と診断されています。。。

 

2008年

 

番組名:オールスター感謝祭’08超豪華!クイズ決定版

 

お笑いタレントの次長課長・河本準一さんは、相撲企画の収録中にけがを負っています。

 

柔道家でもありプロレスラーの小川直也さんとの対決で、100キロを超える小川さんにのしかかられ、胸の骨が折れました。

 

テレビ局はこの事態を強く受け止め、「感謝祭大相撲」およびローションを使った相撲、体格差のありすぎる者同士の対決企画をしばらく見直すきっかけになったとされています。

 

 

2012年

 

番組名:『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』特番

 

スギちゃん(当時39)が、10メートルの高さからプールに飛び込んだ衝撃で、第12胸椎破裂骨折の重傷を負いました。

 

スギちゃんはこの入院中、以前から発信していたアメブロのタイトルを『ワイルド日記』から『ワイルド入院日記』と変更。

 

病床でブログを一日3回程更新するようになるが、ブログの内容が下ネタばかり。

 

逆にそれが話題となりアクセス数が急増。

連日アメブロでアクセストップを占めるようになります。

1年後に手術でいれていたボルトを抜いた写真を投稿し、その際も話題になりました。

 




2012年

 

番組名:とんねるずのみなさんのおかげでした

 

お笑い芸人「ずん」のやすさん(写真右)が、新潟県内のスキー場での収録中に、腰の骨を折る大けがを負っています。

病院で腰椎破裂骨折と診断され、一時は全身麻痺で体は殆ど動かせない状態に。

 

一時は復帰も絶望視されましたが、順調な回復を見せ2012年8月、舞台で仕事に復帰されました。

 

2015年

 

番組名:謎解きバトルTORE!

 

お笑い芸人の出川哲朗さん(当時51歳)が番組の収録中、2メートル落下し右足(第4中足骨)を骨折。

 

全治約6週間のけがを負いました。

 

テレビ局は「当該番組の収録に際しては、スタッフが十分なシミュレーション、リハーサルを行い、安全には細心の注意を払っておりましたが、出川さんが負傷される結果となってしまいました」とし「出川さんの1日も早いご快復をお祈りするとともに、関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけした事をお詫びいたします」と謝罪しています。

 

2019年

 

番組名:ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!笑ってはいけない(大晦日特番)

 

俳優の佐野史郎さん(当時64歳)が収録中、腰の骨(第三腰椎骨折)折る全治2か月のけがを負っています。

 

液体窒素0・5リットルを入れた2リットルのペットボトルをドラム缶に入れ、上部を板と座布団で覆うように設置。その上にラーメンどんぶりを持った佐野があぐらをかいて座り、ペットボトルが破裂した力で佐野が数センチ浮き上がり、その間にラーメンをすすっていられるかという企画の撮影中の事故でした。

 

テレビ局側は「出演者がけがをした事実を重く受け止め、今後はより一層、番組制作において安全対策に万全を期してまいります」と謝罪しています。

 

さいごに

 

放送予定の決まっている番組の収録では、時間通りに進めたいという現場の方の思いもあると思います。

 

また、出演される方も『仕事だから』『チャンスだから』と頑張ってしまう気持ちが起きるのも、とてもよくわかります。

 

ただ、いったん事故が起きてしまうと、けがをされたご本人はもちろん、関係するすべての方々が心を痛めることになります。

 

誰も起こしたくて事故を起こしてなんかいません!

 

誰かのせいにするより『なぜ起きてしまったのか』『どうすれば防げるのか』をきちんと追求し、次への改善につなげることが何より大切なのです。

 

改善を試みても、同じミスを2度も3度も繰り返す場合は、もっと根本的な原因がある場合がほとんどです。

 

 

また、お笑い芸人の事故が絶えない番組制作の裏側について、ゲンダイが報じている放送ジャーナリストによると、制作側の「サラリーマン化」が原因だという話も出ています。

また、生き残りのために無茶をしたがるタレントに、意見できる人が少ないという指摘も・・・・

 

しかし、けがをしてしまったら、元も子もありません。

 

 

今回、お怪我をされてしまったトレンディエンジェル斎藤さんの、一日も早い回復をお祈りしています。

 

無理をなさらず、お大事になさってください。。。。。




 

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