“ブサカワ”犬として人気を博した秋田犬「わさお」。
6月8日、午後5時45分、多臓器不全のために亡くなりました。
推定13歳。
人間でいうと90歳ほどだったといいます。
”ブサカワ”わさお。実は「本名:レオ」
わさおは元々は捨て犬。
それをイカ焼き店を営んでいた菊谷節子さんに保護され「看板犬」として生活していくこととなります。
実はわさおは、ライオンのような毛並みから当初「レオ」と呼ばれていました。
それが、ブロガーのメレ山メレ子さんの記事で「わさお」と名付けられ、その愛称で呼ばれ親しまれるようになります。
その後、節子さんは正式に自治体登録名を「わさお」に改名したようです。
2008年春に愛称わさお、と紹介され、2009年初めには「レオ→わさお」に改名していたのですね。
節子さん以外になつかない
秋田犬のわさおは、節子さん以外になつかないことでも有名でした。
秋田犬はとても賢いので、ご主人(節子さん)に忠実だったのです。
節子さんの旦那様、忠光さんにさえ懐かないことで有名でした。
わさおが忠光さんに懐かなかったのは「わさおの目の前で、忠光さんが節子さんを怒鳴ったから」のようです。
わさおの賢さがよくわかるエピソードです。
秋田犬の一般的な性格は「飼い主さんに忠実」で「攻撃性が高く」「賢い」とされています。
節子さんにひたすらに忠実だったわさおは、節子さんが病気で長期入院した時には、毛が抜け落ちてしまい、周囲を心配させました。
わさおの家族
節子さんが入院生活をされているのとほぼ同じタイミングの2014年10月、わさおは秋田県のメス「つばき」を妻として迎えます。
また2016年4月には、つばきの実家から預かった秋田犬の子犬「ちょめ」とも暮らしはじめています。
また2016年秋にはLINEスタンプも発売されるなど、わさおは親しまれる”ブサカワ犬”として人気がありました。
見送る側だった、わさお
人気者になり、家族も迎えて幸せにくらしていたわさおですが、犬生の後半は、大切な人を常に見送る立場でした。
2017年11月には、大好きだった節子さんを亡くします。
その際には全国から「わさおは大丈夫か?」と心配の声が寄せられました。
節子さん以外での触れる人が限られていたわさお。
しかし、それを何と覆していたのが鶴瓶さん!
2019年3月に投稿されたこのインスタグラムの写真には、わさおが元気そうでよかった!と喜ぶ声と、わさおに触れている鶴瓶さんの顔が「わさおに似ている」と話題になりました。
しかし、この2か月後の2019年5月、わさおはパートナーのつばきを突然失います。
死因は心臓の発作症状でした。
ありがとう、わさお
残されたわさおは、2020年4月1日から自力で立ち上がることができなくなります。
最後は眠るように旅だったわさお。
飼い主の菊谷忠光さんは「わさおと家族でいられたことを誇りに思うし、感謝しています」とコメントしています。
天国で節子さんやつばきに会えたかな?
ありがとう、わさお。ゆっくり休んでくださいね。
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